TUNE PLEK - ベース愛機をフルメンテナンス ― 2013/06/29
★1986年購入 「TUNE TB-01 PJ/N」
★1998年購入 「TUNE TWB-5 Classic PD」
そこで我が愛機の故郷 TUNE GUITAR MANIAC で
「PLEK」によるフルメンテナンスをお願いする
店内にはビルド・リペアスペースが2席
ギター材ストックや工作機器ゾーン
奥は事務室で社長の神田さんがPCの前に
PLEKとは「コンピューター制御による驚異のギターリペアマシン」
★弦を張ったままで楽器の様々な状態をオートスキャン
★弦高上げ下げやバズ(弦ビビり)解消など理想セッティングをバーチャルシミュレーション
★フレットの擦り合わせなどマシン任せでベストセッティング
フルメンテナンスは月森さんが担当
最初は現状コンディションのチェック
電気系統は2台とも特に異常なし
接点復活剤でガリも最少に
トラスロッドをイジってネックも事前調整
チェック後いよいよPLEKタイム
まずは1本目
15年選手の5弦ベース「TWB-5 Classic PD」
愛機を固定し現状スキャン完了まで10分程度と激速
すぐにPC画面でスキャニングデータを見なながら
ベストセッティングを目指してバーチャルシミュレーション
私の希望も伝える
★指弾き50%、ピック弾き40%、スラップ10%
★サスティーンは長ければ長いほど良い
★弦高は高すぎず低すぎず
このセッティングで Let's PLEK!!
◆ネック
状態は良好。ちなみに愛機固有のクセあり
(5弦側は少し順反り/1弦側は反りなくほぼフラット)
⇒このままでいく
◆弦高
高め。5弦にいくほど高くなっている
⇒TUNE標準弦高まで下げて、かつバズが出ないように
◆フレット
元からフラット気味な形状はイジらない
TUNE標準弦高でバズをなくすように
◆ナット
磨り減っていないが各弦の高さ(溝の深さ)がアンバランス
⇒高さを揃えるため別途ハンドで溝削り
◆ブリッジサドル
1弦が高い
⇒弦ガイドラインを別途ハンドで溝削り
フレット擦り合わせはPLEKマシンで10分程度
その後、ハンド作業で溝削り、研磨、磨き上げ
加えてPUバランス調整までも
最後に試奏
なんじゃこりゃ~弦が低い
2弦10フレットのサスティーンデッドスポット消滅
とにかくあまりの弾き易さに ... 感激
そして2本目
27年選手!!の4弦ベース「TB-01 PJ/N」
メイン使用したいので期待度MAX
自分では不調は感じず弾き易いと思っていたが
スキャン結果に驚愕「ネックの波打ち」が発覚 ...orz
今一度トラスロッドを回してネックを再調整
ネックからパキッと大きな矯正音が鳴った
その結果、波打ちは解消 ...ホッ
改めて2度目のスキャニングを行い
1本目同様バーチャルシミュレーションの上 Go PLEK!!
1本目との違いは
◆フレット形状
TB-01の形状はFenderに近くRが立ち気味
⇒ローポジションはそのままでハイポジションを今風のフラット気味に
◆ナット磨り減り
交換ぎりぎりレベル
⇒フレット擦り合わせを行えば今回は交換せずにいけそう
PLEK終了後のハンド作業も1本目と同様
試奏するとまるで別の楽器
フィンガリングのし易いこと ... 感涙
もう一つの目的が「TB-01 PJ/N」の
★ストラップロックピンのトラブル
★ベースケースの新調
長年愛用していたリッケンバッカーの
革製ストラップが経年劣化で千切れる
ストラップロックピンの再利用ができればいいが
できない場合はメーカーが今はジムダンロップ製に変わっているので
ベースボディに埋め込まれているメス側も変えなければならない
幸い再利用可能とのことで
新しくTUNEのストラップを購入し
綺麗に磨いてもらったロックピンを再装着
合わせてボロボロになっていたベースケースも新調
ハヤり?のランドセル持ちができる
PLEKマシンの横には
全国から送られてきたギター・ベースの山
PLEK裏話としては
★PLEKは兵庫以外に、東京に2台、名古屋に1台
★楽器メーカーのタカミネにも1台あり
★PLEK法人へのランニングロイヤリティあり
★PLEKマシンを店内搬入時、その大きさと重さに難儀した
14:00-18:00の4時間
神田さんとMINIの話をしたり
月森さんからいろいろ教わったり
若いスタッフさんにはストラップとロックピンでお世話になったり
大変興味深く楽しいひとときでした (^^)
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